※令和6年3月某日 「顕正会の者」と名乗る不審者から電話がありました。「この対話体験記がウソだったら、お前はどんな責任を取るのか」と非常に失礼な態度でまくし立ててきました。

 Kくんは、よっぽど、私が行なった破折に対して反論できなかったことが悔しいのでしょうか。本人ではなく仲間と称する男が、何度も執拗に電話を繰り返し、内容に関する質疑ではなく、恫喝・恐喝するだけなのです。

 もう5年近く前のことなので、Kくんの氏名も忘れました。もしも再度、話をしたいというのであれば、以前、私が提起した顕正会の教えに対する疑念(以下に詳細あり)について、きちんとした回答を用意してから、仲間に任せるのではなく、自分で連絡してきてください。

 当方からもあらたな疑念がいろいろあります。たとえば、各地の顕正会の会館にある“本尊”と称する掛け軸は、いったい誰がどこでコピーして作ったものなのか。松本能化から託された御本尊である、と弁明しているようだか、明らかにその数に無理があるし、本来、日蓮正宗にはあり得ない寸法のニセ本尊があること。あるいは、浅井昭衛氏の臨終と、火葬場での出来事についてなど。

 こうした、当方からの多くの疑念に、責任をもって答えていただけないのであれば、顕正会の一方的な主張を聞かされるだけの無意味な面談は、時間がもったいないので行なうつもりはありません。

 当方への訪問や連絡はしてこないでください。

 

 

 

顕正会員との対話体験記

 

 令和元年6月某日午後8時過ぎ、突然、「顕正会のKです」と名乗る青年が、妙通寺を訪問してきました。夜分でもあり、突然の訪問でもあったため、後日の面談を約束して、その場はお帰りいただきました。その際、約束したことは

 ① ぜったいに一人で訪問すること
 ② 自動車運転免許証などを提示し、素性を明らかにすること
 ③ お互いの発言は録音し、後日、実名をあげたうえ、事実をねじ曲げた形で新聞などには掲載しないこと
 ④ 一方的に日蓮正宗を批判するだけなら、面談しない。対話を希望するのであれば、会話がキャッチボールできるよう、当方の話もよく聞くこと
 ⑤ 「自分の資料は正しい」「相手の資料はニセモノ」とダダをこねることなく、日蓮大聖人の御書や日寛上人著作などを用いた、筋の通った対話をすること
を約束してもらいました。

 

 数日後、K君は背広をピシャッと着込んで、妙通寺へとやってきました。胸には鶴丸のピンをつけています。自慢げな彼の姿をみて、「鶴丸は日蓮正宗の紋章であり、顕正会のものはパクリなのにな、それが分からないのかな?」と少し気の毒に思いました。しかし彼は約束どおり、一人でやってきており、素性も免許証を提示して明らかにし、威圧的な態度でもなかったので妙通寺本堂に招き入れ、約2時間にわたって、本門の御本尊の前にて対話をしました。

 概略は以下のとおりです。

 

 

 

○K君が使う資料は、浅井昭衛会長の出版物と顕正新聞だけです。御書すら持っていないため、浅井会長が会員に提供した資料だけが、彼にとっては〝すべて〟なのです。浅井会長が用意したマニュアルに沿っているだけなので、「信仰的ロボットと話をしているみたいだな」「かわいそうに…」 それが感想です。

 

○こうした状態ですから、マニュアルから外れたところに話が及ぶと、彼の思考回路は停止し、まったく対応できなくなります。たとえば当方が、御書や六巻抄、御書文段などの書籍を通して反論すると、「それはどこにあるのですか?」「そのようなことは初耳です」「知らないことには答えられない」「その書き物が本物かどうか、確認できないうちにはコメントできない」「全体の内容が分からないと、あなたが指摘した文章の意味が正しいかどうか、わからない」と逃げの一手に回るのです。
 なかでもK君が、目に見えて動揺していたことは、たとえば
・「日寛上人も『三大秘法之事』の講義において「在々処々本尊安置之処ハ、理の戒壇也」「富士山戒壇ノ御本尊御在所ハ事の戒也」(日相上人聞書) 「本門戒壇の大御本尊がまします所は、事の戒壇である」 と仰せられているではないか。また、総本山第60世日開上人も

 「戒壇堂に安置し奉る大御本尊、今現前に当山に在す事なれば、此の処即ち是れ本門事の戒壇、 真の霊山、事の寂光土」

と明確に御示しになっている。この日開上人のお言葉は、浅井甚兵衛氏あたりは、直接、聞いているのではないか?

 

・遺誡置文の「時の貫首たりと雖も仏法に相違して己義を構えば之を用ふべからざる事」(御書1885)」の文章をK君が得意げに掲げ、「己義を構えた日達を、我々は認めない、用いないということだ」と言い出した際、当方から「その次の条項は何と書いてあるのか?」と聞くと、一瞬怯(ひる)んで、「しらない」とのこと。「衆議たりと雖も」、たとえば創価学会員1千万人の意見であろうが、顕正会員100人の意見であろうが、「仏法に相違有らば貫首之を摧(くじ)くべき事」、つまり、たったお一人の御法主上人が、仏法に相違していると判断されたならば、そういう大衆の意見であっても排除せねばならない、ということである。これらは、未来の御法主上人へ日興上人が心得と権能を示された要文であり、御法主としての資格も付嘱も無い人間が、御法主上人を批判するために引用すべき文章ではないと指摘したこと。

 

・「浅井甚兵衛氏、昭衛氏親子も、正本堂建立に〝重大な意義がある〟と述べており、喜んで御供養もしていたし、建立後の正本堂での御開扉も願っていた」

 

・「平成4年には血脈不断を訴え、創価学会が日達上人から日顕上人への血脈を否定したことを批判していたにもかかわらず、平成11年には、浅井会長自身も池田大作氏と同じことを言い出す(日達上人から日顕上人への血脈の手続きが無いと)ようになった」
などです。

 

○またK君は、「国立戒壇」という言葉は歴代上人も使っていると主張し、得意げに資料を出そうとしていたので、当方からは「御歴代上人が一時期、その言葉をお使いになっていたことは知っている。しかし、一番最初に国立戒壇という言葉を作ったのは誰か?」と聞くと、小さな声で「田中智学と聞いています」。「では、その田中智学とは誰か」と聞くと「…」。「田中智学は国柱会という謗法団体の人間で、しかも戦前の人ですよね。日本国の為政者たちが戦争のために天皇制を悪用していた時代、その悪思想に迎合していたような謗法の人が作った「国立戒壇」という言葉に、どうして浅井昭衛会長は執拗にこだわるのですか? 浅井昭衛会長は田中智学のことを崇拝しているのですか?」と問いただすと、それ以上K君は、言葉を発しませんでした。

 

○K君は、自分が劣勢になったと感じると、すぐに「御遺命を破壊した細井日達の罪が…」と同じことを繰り返して誹謗したり、それでもダメなら話題を変えようとします。 とくに「御遺命破壊!」「御遺命破壊!」と、なんとかの一つ覚えのように繰り返し騒ぐものですから、当方から「ならば、日達上人が御遺命を破壊したという証拠は?」と聞くと、日達上人の御言葉ではなく、日顕上人が教学部長時代の昭和42年、発せられた御言葉を勝ち誇ったようにとりあげ、「ほら、このように日達も日顕も、御遺命を破壊している」と言い出す始末です。
 当方からは、「その発言は、何ら間違いでもないし、御遺命破壊でもない」というと、K君は「えっ?」と愕然し、再び固まってしまいました。当方は続けて
「この御発言は、正本堂完成の5年前のもの。これ以降、着々と工事が進んでいき、完成までの5年間は、まさに広宣流布への正念場であると。これからの5年間は、石にかじりついてでも折伏し、正本堂完成までに、なんとしても広布を達成しよう。その大願が叶えば、まさに、日蓮大聖人が大御本尊を建立されて本懐を成就されて以来、数限りない正法僧俗の願いが成就し、5年後に完成するであろう正本堂こそ、御遺命達成の証である本門事の戒壇堂と言えよう」と、全日蓮正宗信徒の信行を鼓舞する指導であった、これが事実である。日達上人の御本意もそこにある。

 だから、顕正会が取りあげている日蓮正宗の僧侶方の過去の御発言は、何ひとつ御遺命の破壊ではないし、謗法でもない、間違いでも、言い過ぎでも何でもない。目標として掲げたものにすぎないのであり、だから結果として、昭和47年の正本堂完成までに広宣流布は達成できなかったから、大石寺を「本門寺」と改称しなかったではないか」と破折すると、K君はポカンと口をあけたまま困惑していました。

 恐らくK君は、「この資料を突きつければ、この坊主は閉口し、反論できなくなるだろう」と高を括っていたのでしょう。

 

○結局2時間の間、当方がK君の主張を破折したり、彼の矛盾点を指摘すると、K君は浅井昭衛氏の書籍と顕正新聞を広げ、必至になって反論しようと試みました。焦っているせいか額を大きな汗の粒が流れ落ちていきます。焦れば焦るほど、反論資料も見つかりません。するとK君は開き直って、「まあ、それはそれとして、ならば日達の臨終の相は…」と、話題を逸らす始末です。いやはや、困ったものです…。

 

○そんなことを繰り返すうち、約束の2時間が過ぎました。当方から時間の期限である旨を伝えると、K君はホッとしたような顔をしました。そして、前もって用意していたのでしょう、芝居の台詞のように、次のようなことを棒読みで言い出しました。
 「まあ今日は、この程度にしておきましょう。日蓮大聖人は何でもお見通しだから、あなたも、堕地獄を恐れるならば、しっかり勉強して、僧侶としての道心を起こし、浅井先生の御指導を受けていくことを勧めます」(趣旨)

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 K君はなにやら、自分の録音機に向かって、ブツブツつぶやいていました。

 

○最後は、当方がペットボトルのコーヒーを渡すとK君は少し微笑み、ひとくち飲んで帰っていきました。
 
(感想と法華講員の皆さんへのアドバイス)
 当「妙通寺ホームページ」には、いくつかの項目に分けて、「顕正会関係」の文章を掲載しています。手前味噌で恐縮ですが、この内容を手元に置いておけば、顕正会の人々の難癖には100パーセント対応できると、今回の体験を通して確信しました。
 皆さんも、まじめで誠実で、すこし愚直な顕正会員さんたち、とくに純粋で一途な青年男女諸君を、一刻も早く謗法の魔の手から救いあげ、その純粋な信心を、日蓮正宗法華講の正しい信仰活動の中で発揮できるよう、折伏していきましょう。

 

毎月の行事

 

  ● 先祖供養 お経日  

      14:00/19:00

※日程変更あり・要確認

 

第 1    日曜日 

  ● 広布唱題会      

      9:00

 

第 2    日曜日 

    ● 御報恩 お講  

            14:00

 

お講前日の土曜日  

     ●お逮夜 お講   

            19:00

http://www.myotsuuji.info