過去帳序文           (過去帳の一番最初に書かれている文章)

 

 南無久遠元初(がんじよ)自受用報身仏、最初第一番・中間(ちゆうげん)・今日(こんにち)等と垂迹(すいじやく)示現し給ひ、 或説己身・或説他身等の自在神力の妙用を十界に施し、猶此の仏意内証偏(ひとえ)に末法濁悪の我等を救はんと欲すること、唯独り自受用報身のみにあらず、三世諸仏総勘の誠言(じようごん)なり。爰を以て大慈大悲の窓を開き、十悪の迷闇を照し給はんとして今末法に、日蓮大聖人と名乗り、顕現自在力、能証(のうしよう)所証(しよしよう)の南無妙法蓮華経を弘宣せられ、此の金口の大法を日興上人に相承し給ひ、爾来日目上人・日道上人と法水は一器より一器に移すが如く、唯授一人の法統連綿として現代に至る。之れ日蓮正宗の本源なり。
 而して本宗真俗回向の要決は至心に謗法の念慮を絶し、自行化他の妙経唱題を専らにし、朝には之を披いて、一には下種三宝の洪恩(こうおん)を報謝し、二には広布の大願を祈念し、三には国土泰平先祖累代の回向を案じ、夕には之に対して色心不二の解を生じ、是身(ぜしん)是仏(ぜぶつ)の妙行を励み、以て現当二世顕冥悉知(しつち)の大願を成就せらるべしと云爾(いうのみ)。    

 

【大まかな意味~一言一句、詳細に解説したものではありません】 
 久遠元初という仏法の本源の時、一人の聖者が我が身即法界・南無妙法蓮華経也との悟りを瞬時に開き、自受用報身如来という功徳と悟りの仏身を得ました。その悟りの智慧身は常住であり、その後、色々な時代の衆生を救うため様々な仮の仏として出現しては法を説き、三千年前にはインドに釈尊として出現して法華経を説き人々を救いました。そして、いよいよ末法濁悪の我ら衆生を救うため、久遠の本仏は大慈悲心によって日蓮大聖人と名乗って出現し、かつて御自身が実践し、実証を示された南無妙法蓮華経の教えを弘宣されました。その後、この尊い教えは日興上人に血脈相承され、以来日目上人・日道上人へと、本門戒壇の大御本尊を根本とする日蓮大聖人の仏法は、一つの器から一つの器へ水を移すように残すところなく、唯授一人の血脈相承として代々の御法主上人に正しく伝えられ、現代に至っています。これが、我が日蓮正宗の信仰の源です。
 私たちが先祖へ真の追善回向を行なうためにはまず、謗法の気持ちを排除し、自行化他にわたる唱題を専ら行なうことが肝要です。そして朝の勤行の時に過去帳に依って、第一に仏宝(日蓮大聖人)・法宝(大御本尊)・僧宝(日興上人以下ご歴代上人)の三宝尊による広大な恩恵に深く感謝し、第二に広宣流布の成就を御祈念し、第三には、世界中の平和と自分の先祖の成仏を回向します。また、夕方の勤行では、心も体も妙法を徹底して信じ切る信解を生ぜしめ、御本尊に対する真剣な妙行に励むことによって、現在と未来の二世に渡り、顕益・冥益両面にわたる大願を成就していくことができるのです。(このように日蓮大聖人の信仰の意義を忘れずに、先祖への追善回向を行なっていくことが大事です)

毎月の行事

 

  ● 先祖供養 お経日  

      14:00/19:00

※日程変更あり・要確認

 

第 1    日曜日 

  ● 広布唱題会      

      9:00

 

第 2    日曜日 

    ● 御報恩 お講  

            14:00

 

お講前日の土曜日  

     ●お逮夜 お講   

            19:00

http://www.myotsuuji.info