日蓮正宗 妙通寺(妙通寺・日蓮正宗でも検索可)

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精入れ 精抜き       仏壇仏具・墓石の供養

  一般に、「精(しょう)入れ」とか「精(しょう)抜き」といって、仏壇や墓石を新しくした際、僧侶を招いてお経を唱えてもらうしきたりがあります。これは、どのように考えたらよいでしょうか?

 まずはじめに、ある仏壇メーカーのHPに掲載されている、「精入れ・精抜きのQ&A」をのぞいてみましょう。

 

【Q】お精入れ、お精抜きとは何ですか?
【A】仏壇仏具を購入し、家に設置する際にお寺様にしていただく儀式をお精入れ(魂入れ・開眼供養・御霊入れ・性根入れ)といいます。また逆に仏壇を引越しや処分する際、家から出すときに行なう儀式をお精抜き(抜魂・閉眼供養・魂抜き)などといいます。
 これらはお仏壇や位牌をお祀りし、祈りの場としての準備を整える為に行う儀式で、 殆どの場合、その家とお付き合いのあるお寺様に来て頂き、お経を頂きます。「お精抜き(御霊抜き )(性根抜き)」はその逆で、お仏壇を家から出す際に行います。
 一般的には、祈りの場としての役割を終えたお仏壇の供養や、引越しの際に動かす為に礼をつくす意味合いがあります。
 実際、その儀式にどういった意味合いを持つのか、お寺様自身の解釈もそれぞれだったりします。家にきて頂いた際に詳しく聞いてみるとよいでしょう。

 

 さて、上記を読んでいただければ判ると思いますが、「精入れ」「精抜き」の「精」とは何なのか?「仏壇という家具に魂を入れる」のか、「位牌や仏像に魂を入れるのか」。「祈りの場としての準備を整えるとは、どういうことか」説明がまったく曖昧(あいまい)です。
 しかも、「どういった意味があるのかは、お寺によって解釈がそれぞれ違うので、家に来たお坊さんに、その意義を聞いてみてください」だそうです。

 

◇仏教本来の形とは?
 結論から言うと、仏教ではそもそも「仏壇という家具に魂を入れるイメージを与える精入れ」という発想や思想、教えは一切ありません
 「新しく仏壇を用意した時に、信仰の根本としての御本尊を中に納めるため、読経して浄める」という法要は行ないますが、仏壇自体に魂を込めるなどということは、まったくおかしな発想なのです。(仏壇は仏様の家です。我々が家を建てるとき、地鎮祭や完成式等の法要を行なう場合がありますが、その法要では、工事の安全や施主一家の家内安全のご祈念をすることはあっても、「建物に魂を入れる」などという話は聞いたことがないのと同様です)
 あるいは「古い仏壇を処分する」ときも同様で、仏壇の中に納めてある御本尊や過去帳などが大切なのであって、それらを取り外した後の仏壇は「家具」と考えればよいのです。家具ではあっても、仏壇は大事なものですから、道路にむき出しに「粗大ゴミ」として放り投げるような愚行はしてはなりません。丁重に処分すべきです。
 しかし、「仏壇には魂が入っているから、それをお坊さんに抜いてもらわなければ、バチが当たる」という考えは、大きな勘違いです
 このように、本来の仏教では教えない「精抜き」「精入れ」という行為。いつの時代からか、先祖への感謝の供養を行なっていくうちに、それらの法要が、あたかも「仏壇自体に何かを入れる」イメージにはき違えられた習慣といえましょう。

 

 さて、「墓石」については、少し意味合いが異なります
 たとえば、日蓮正宗では古来、新しく墓石を建立する際には、新墓石の正面に「妙法蓮華経」と住職が書いた題目、その下に「○○家先祖代々墓」との文字を刻むことが正しい作法となります。そして、その新墓石が完成した際、日蓮正宗の僧侶を墓地に招いて「開眼供養」の読経をしていただく必要があります。しかし、この時も「精入れ」「精抜き」との言葉は誤解が生じますから一切使用しません。

 

 「精入れ」「精抜き」といった形式的な儀礼を心配する前に、はたしてその宗旨によって真の先祖供養がかなうのかどうか、その宗教があなたと家族の人生を委(ゆだ)ねる価値のある、確かな信仰といえるのかどうか、真剣に考えていくことこそ、あなたにとって大切な事なのではないでしょうか。

 

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    さあ 私たちと 最高の信仰をしましょう!

 

 

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毎月の行事

 

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※日程変更あり・要確認

 

第 1    日曜日 

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第 2    日曜日 

    ● 御報恩 お講  

            14:00

 

お講前日の土曜日  

     ●お逮夜 お講   

            19:00

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