信ずるものが変われば 価値観が変わる
価値観が変われば 人生が変わる
さあ、私たちと大御本尊につらなる正しい信仰をしませんか!
現在、正信会僧侶のなかには、みずからの非を認めて寺院を総本山に返還した人もいます。
あるいは元住職の死去などに伴って日蓮正宗へと復帰した寺院もあります。
これらのなかには、新たに総本山から住職を迎えて再出発した寺院も少なくありません。
東京都江戸川区の白蓮院、同世田谷区の善福寺、同目黒区の妙真寺、埼玉県さいたま市の正因寺、京都市東山区の住本寺、和歌山県和歌山市の妙海寺、三重県鈴鹿市の光徳寺、大阪市淀川区の蓮華寺、福岡県北九州市の覚命寺、神奈川県小田原市の小田原教会などが日蓮正宗に復帰し、僧俗一致して日蓮正宗の正しい信心修行に励んでいます。
一方、いまだに寺院に居座り続けるかたわら「新道場」を建設し、所属する皆さんを本門戒壇の大御本尊から、遠く引き離そうと画策している正信会僧侶もいます。この「新道場」は、日蓮正宗とは無縁の寺であり、いかに日蓮正宗の寺院をまねようとも大御本尊の功徳は流れ通わず、日蓮大聖人の大慈大悲に浴することもできません。
したがって、そうした寺院に所属していても、成仏することは絶対にかなわないのです。
正信会の寺院に所属する皆さんも、日蓮正宗への怨み節や愚癡、文句を繰り返す正信会僧侶の話には、正直、うんざりしているはずです。なかには「新道場に安置する御本尊は、どこから調達してくるのか」との素朴な疑問にすら、まともに答えられない正信会僧侶に、不信を抱いている人も多いのではないでしょうか。
恩義を大切にされる皆さんのなかには、「長い間、世話になった住職を、いまさら裏切れない」と考える方がいるかもしれません。もしも皆さんが、それらの元住職に恩義を感じているのであれば、むしろ率先して正しい信心に立ち返り、元住職の信仰を目覚めさせるべく折伏し、ともに成仏を目指していってこそ、真の報恩の道にかなうというものではないでしょうか。
さあ、正信会寺院に所属する皆さん。一日も早く日蓮正宗妙通寺に参詣し、本門戒壇の大御本尊と血脈付法の御法主上人のもと、心新たに、成仏への確実な道を歩もうではありませんか。
以下に、皆さんが疑問に思われるようなことを一問一答形式で掲載しました。
Q1) 日蓮正宗は、平成3年に創価学会を破門しました。このことからいって、結局は正信会の主張が正しかったということではありませんか?。
A1) 正信会の僧侶が日蓮正宗から擯斥(ひんせき)されたのは、彼らが、日達上人から日顕上人への血脈相承を否定し、「日顕上人は正当な法主ではない」と主張したからであって、平成3年に創価学会が破門されたこととは別問題です。
日蓮正宗が平成3年11月に創価学会を破門にした理由は、平成2年11月16日に、池田大作名誉会長が、三宝破壊のスピーチを行なったことが発端です。
昭和52年ごろから顕在化した創価学会の五十二年路線における大謗法の数々は、日蓮正宗からの厳しい指摘を受けて、池田大作以下創価学会幹部がみずから反省懺悔し、改善することを確約しました。そして日達上人は、創価学会の謗法が改まっていくことを期待し、昭和54年5月3日の御指南をもって、創価学会問題の一切を収束されたことは、みなさんもよくご存じのはずです。
しかし、平成2年11月の池田名誉会長によるスピーチは、これら昭和54年当時の一連の反省を反故にするものでした。その後、日蓮正宗が度重なる善導を行なったにもかかわらず、池田名誉会長らはこれを無視し、さらなる大謗法を犯すに至ったのです。
そして、ついに血脈付法の御法主上人を誹謗し、唯授一人の血脈の尊厳を冒涜するに至りました。
そのような経緯があって、日蓮正宗は残念ながら創価学会組織を破門にしたのであって、正信会の僧侶が昔から言っていたことが正しかったなどということではありません。
Q2) 総本山大石寺の正本堂建立に際しては、私も御供養しました。創価学会・池田大作が謗法を行なったのであれば、創価学会を破門すればよいだけのことであって、なにも、正本堂まで解体する必要はなかったのではありませんか?。
A2) 正本堂は、昭和40年代当時の日蓮正宗の僧俗が、清浄な信心をもって御供養申し上げ、その真心からの御供養によって建立された建物です。
しかしその一方で、正本堂建立の発願主であった池田名誉会長は、正本堂が建立されたことをもって、「日蓮大聖人の御遺命が完結した」「それを成し遂げたのは自分である」という、とんでもない大慢心を起こし、この邪念が原因となって、のちに五十二年路線等の教義逸脱へとつながっていったのは周知の事実です。これは池田名誉会長自身が
「近年の宗門との問題が昭和四十七年、正本堂建立以降の、学会の広布第二章の進み方の基調と、そのうえで、私が展開した昭和五十二年の一連の指導に、発端の因があったことは事実であります」(聖教新聞 昭和五十五年四月二日付)
と、正本堂建立以後に教義逸脱が始まったことを認める発言をしていることからも明白です。
その後、五十二年路線の反省懺悔により、この池田大作氏の大慢心も、いったんは改まったかに思われました。しかし、平成2年末以後の池田名誉会長はじめ創価学会組織の謗法行為を見るとき、やはり正本堂が池田氏の大慢心の中心・根源であることが、改めて浮き彫りとなったのです。
そこで、池田大作氏および創価学会の大謗法の象徴となった正本堂を解体・撤去し、その邪念の根源を日蓮大聖人の仏法から一掃しました。つまり、正法を未来永遠に厳護するために正本堂は解体されたのです。
したがって、その筋道を見誤り、正本堂解体を口実に日蓮正宗を非難するならば、結果として池田大作氏の大慢心と同じ視点に立ち、創価学会の大謗法に与(くみ)することになりかねません。
なお、正本堂建立に際し、尊い浄財を御供養した僧俗の純粋な信心は、大御本尊の御嘉納されるところであり、その大功徳が正本堂解体によって滅失したわけではありません。こうした物事の道理を、心落ち着いて、よく考えてみてください。
Q3) 日顕上人は、日達上人から血脈相承を受けたことをいまだに証明できていないのではありませんか?
A3) 日蓮大聖人以来、脈々と受け継がれる血脈相承は、「唯授一人」との語が示すとおり、御当代法主上人と時期法主上人とのお二人の間でなされるものであり、そのほかの者は、その内容の一分すら窺い知ることはできません。よって御相承について「証明」などと言い出すこと自体、信仰の筋目を全くはき違えているといえます。
そもそも「証明」とはなんでしょうか。日蓮大聖人から日興上人への御相承が「二箇相承」により明白であっても、五老僧がこれに背反した歴史を思えば、仮に明白な「証明」が示されたとしても、日顕上人の血脈を信じようとしない者はどこまでも納得せず、あれこれと難癖をつけることでしょう。
日達上人は、昭和53年4月15日、日顕上人への血脈を御相承(内付)あそばされました。この事実は、創価学会問題を収束された昭和54年5月3日の直後、同月7日には当時教学部長であった日顕上人(当時、阿部信雄師)を総監に任じられ、日蓮正宗の宗務行政を監督する極めて重要な職務を任されたことからも、日達上人の確固たる御意思を窺うことができます。
さらに、日顕上人が御登座されたあと、今日に至る三十年余りにわたって「自分が日達上人から御相承を受けた」などと誰も言い出していないことも、一つの大きな裏付けといえましょう。
そして何より、御登座以後、第68世日如上人に御相承されるまで、常に戒壇の大御本尊を厳護し、日蓮正宗を正しく教導あそばされてきた事実に、日顕上人が正統な第67世の御法主であられたことは明らかです。
実際のところ、正信会の僧侶も、日顕上人が御登座された直後は、その御相承に一点の疑いも持ってはいませんでした。そのことは、正信会で主要な僧侶の一人であった萩原昭謙氏が、昭和54年8月に開催された檀徒大会のなかで
「最近、某週刊誌に某檀徒の発言といたしまして、血脈相承の問題、又、おそれ多くも御法主(日顕)上人猊下に及び奉ることがらを得意になって云々している記事が目につきました。私ども指導教師といたしまして、顔から火が出るほど恥ずかしく、又、大変なさけない思いをいたしました。これはもはや檀徒でもなければ信徒でもありません(中略)御戒壇様、大聖人様の人法一箇の御法体を血脈相承遊ばす御法主、代々の上人を悉く大聖人と拝し奉り、その御内証・御法体を御書写あそばされたる御本尊に南無し奉るのでございます。これに異をはさんで、何で信徒と申せましょう。又、何で成仏がありましょう。師敵対大謗法の者でございます」(第三回日蓮正宗全国檀徒総会紀要51頁)
と発言していたことからも明白です。
ところが、みずからが懲戒処分に付されるや、突如として血脈相承に関しての疑義を持ち出したのです。まさに、彼らこそ「師敵対大謗法の者」であることは、みずからの言によって指弾していると言えましょう。
Q4) 正信会は、日達上人の御指南のまま活動し、ただ日蓮正宗を守ろうという一心で励んできました。それがなぜ謗法なのですか。?
A4) いいえ、それは違います。正信会の僧侶は、日達上人の御指南に従わなくなってしまったから、謗法だと指摘しているのです。
日達上人は当時、池田大作氏が創価学会会長職を辞任し、それまでの謗法の数々を反省懺悔する姿勢を示すとともに、二度と再び謗法は犯さない意思を表明したこと等に鑑み、昭和54年5月3日をもって、創価学会問題を収束されました。
そして日蓮正宗内の僧俗に対しても、昭和54年5月1日付の「院第3015号」、同日付「院第3018号」、同年5月30日付の「院第3037号」等をもって、五十二年路線のかつての謗法を挙げて創価学会を非難攻撃することを厳禁されました。つまり日達上人は、御遷化の直前に至るまで、日蓮正宗僧俗が道を誤ることのないよう、お心を砕かれつつ、檀徒も学会員も、ともに成仏できるようにと教導されたのです。
しかしながら正信会僧侶は、この日達上人の御指南に背き、さらには日達上人の示された方針をそのまま踏襲された日顕上人の御指南にも従うことができませんでした。それ故に、その師敵対の姿をもって、正信会の行動を謗法であると断じているのです。
Q5) 日蓮正宗は、正信会問題、創価学会問題と、争いごとばかりではないですか?。
A5) 日蓮大聖人以来、日蓮正宗の歩みは「破邪顕正」、すなわち一切衆生の成仏のために仏法の正邪を正す活動でした。
日蓮正宗が、正信会や創価学会に対して道理を尽くしてその誤りを正し、会員を救おうとしているのは、まさしく慈悲の心に基づいた行動です。したがって、正邪を見極めることなく、日蓮正宗と正信会・創価学会の間に生じた問題の外形部分だけを見て、「争いごと」などと短絡に判断してはなりません。
日蓮大聖人は御書に
「いふといはざるとの重罪免れ難し。云ひて罪のまぬかるべきを、見ながら聞きながら置いていましめざる事、眼耳の二徳忽ちに破れて大無慈悲なり。章安の云はく『慈無くして詐り親しむは即ち是彼が怨なり』等云々」(御書906)
と仰せです。
相手が誤った考えや行動によって不幸になることを知りながら、それを指摘しないのは、とても無慈悲なことです。日蓮正宗はあくまでも、誤りを指摘しているのであって、争っているのではありません。
どうかみずからの成仏のためにも、問題の本質を見誤ることなく、勇気を出して正しい信仰の道を選び、新しい一歩を踏み出してください。
Q6) 私は「南無妙法蓮華経の御本尊」を信じているのであって、所属する寺院が日蓮正宗であっても正信会であっても、どちらでもかまいません。
A6) あなたは「御本尊を信じている」といいますが、いくら御本尊を信じていても、その信仰の根本、また信仰の持ち方に誤りがあれば、成仏の功徳を得るどころか、かえって罪障を積んでしまうこともあるのです。
そもそも皆さんのご家庭にご安置されている御本尊は、歴代の御法主上人が唯授一人の血脈相伝のうえから、本門戒壇の大御本尊の御内証を書写されたものです。ですから、「南無妙法蓮華経の御本尊」に唱題し、成仏を願うならば、その信仰の源として本門戒壇の大御本尊を渇仰恋慕し、血脈法水に随順することが必要不可欠なのです。
あなたは「よくわからない」「自分は大石寺のことを批判していない」と考えていたとしても、総本山から離れてしまっている正信会という団体に所属しているかぎり、それはもはや、日蓮正宗の正しい信仰とはいえないのです。
あなたが本当に「心から南無妙法蓮華経の御本尊を有りがたい」と思い、大聖人の仏法を信じていきたいと真に願うならば、日蓮正宗妙通寺へ参詣し、正信会を正式に脱会してください。そして、御法主上人猊下のもとに、本門戒壇の大御本尊に直結する信仰を持てば、大御本尊の広大無辺な功徳に浴し、一生成仏の境界をかならず得ることができるのです。
Q7) 正信会の住職が亡くなると、住職の家族は寺院から出て行き、日蓮正宗へ寺院が返還されていますが、なぜ明け渡さなければならないのですか?
A7) それは、本来、その寺院が正信会僧侶個人が所有するものではないからです。
正信会の僧侶は、すでに日蓮正宗から擯斥されており、日蓮正宗僧侶としての資格がありません。そのような無資格な人が、日蓮正宗の寺院に「住職」として居座り続けること自体、本来あってはならないことなのです。
そもそも日蓮正宗の寺院は、仏法僧の三宝が具わる信仰の道場であり、日蓮大聖人の仏法を地域において正しく守り伝え、弘めていく法城としての大事な役割を担っています。その大事な寺院を不法に占有し、日蓮大聖人の仏法に違背する罪の大きさは計り知れません。
例えば、本社から解雇され、社員資格のなくなった人が、いつまでもその会社の支店に居座り続け、業務妨害をすることなど、社会通念上絶対に許されないことです。ところがこれと同じようなことを、正信会の僧侶は行なっているのです。
日蓮正宗の『僧侶心得』には
「寺院・教会は仏祖三宝尊の所有であり、住職・主管または檀信徒のものではない。すなわち、住職・主管は、法主上人の命を受けて寺院・教会を管理し、寺務を執行するのである」(日蓮正宗教師必携2頁)
と明示されています。
権限を有さない人が、寺院を占有・管理する行為は、仏祖三宝尊に背く不知恩、仏法破壊の行為であり、大謗法です。
まして、寺院を不法に占有していた人が死去した場合、その寺院が本来帰属すべき日蓮正宗に返還されるのは当然です。当事者でない人が、その寺院を引き続き占有することは、国法の上からも許されることではないのです。
Q8) 正信会では、寺ごと、僧侶ごとに言うことが違います。誰を信じてよいのか、正直いって分かりません。
A8) 正信会の僧侶は、日蓮正宗のことを「上意下達の窮屈な体制」などと誹謗します。一方、自身たちの活動を「自由闊達な意見交換ができる」「一方的な押しつけではなく、自由な信仰」などと自讃しているようです。しかしこれは、言い方を変えれば、
◆「正信会では、寺ごとに活動がバラバラ」
◆「正信会は、無秩序でやりたい放題」
ということなのです。これはあたかも、不相伝の宗派である身延・日蓮宗の寺院が、寺ごとに本尊や教義がバラバラである現状に似ています。
日蓮大聖人の仏法を信ずる以上、日蓮大聖人が示されたとおりの信仰を貫いてこそ、成仏がかなうのです。そのため、日蓮正宗僧俗は、本門戒壇の大御本尊を信仰の根本と仰ぎ、血脈付法の御法主上人の御指南に信伏随従して、道を踏み外すことのないよう十分に気をつけながら、日蓮大聖人の仏法を実践しているのです。
正信会のみなさんは、いかに信仰活動に身を粉にして尽くしても、何ひとつ報われないということに、一日も早く気づいてください。そして、無節操で無責任な正信会僧侶の言動に惑わされず、正信会とは一日も早く縁を切って、日蓮正宗の正しい信仰を実践しましょう。
Q9) 正信会で新たに建立されている「新道場」は、将来にわたって、日蓮正宗とはどのような関係になっていくのでしょうか?。
A9) みなさんが浄財を供養し建立された「新道場」は、日蓮大聖人の仏法とも、本門戒壇の大御本尊とも無縁の施設です。また、正信会には、それぞれの寺で出家したという僧侶がいるようですが、彼らも日蓮大聖人の仏法とは全く関係がない、ただの「僧侶」と言えましょう。
正信会では「将来的に日蓮正宗と合同することを目指す」などと言っている人もいるようですが、御法主上人の御指南に反抗したり、唯授一人の血脈そ否定したうえに総本山を激しく攻撃したため擯斥された僧侶と、のちに話し合いで「手打ちをする」などということは絶対にありません。
したがって、正信会で建立した新道場が、現状のまま日蓮正宗の寺院として認められることはなく、あなたが行なった供養の志は、永遠に大御本尊には届くことはないのです。
Q10)正信会僧侶のなかで、みずから宗門に謝罪し寺院を返還した人がいるそうですが、本当ですか?
A10)たとえば、東京都・白蓮院の元主管や、三重県・妙徳寺の元住職などは、自身の非を認めて日蓮正宗に寺院を返還しました。いずれの寺院も、総本山より新しい住職・主管を迎え、現在では、全国の日蓮正宗法華講と足並みをそろえて、創価学会員はじめ世間の人々を折伏し、広宣流布に向かって前進しています。
こうした事例を耳にするなかで、あなたは、「いつかは、お寺ごと、みんなで総本山へ戻ることができますように」と祈っているのかもしれません。
しかし、「いつかは…」「誰かが…」と他人任せであってはなりません。まず、あなた自身が信仰の正邪を峻別し、信心の目的を再確認して、みずからすすんで行動してこそ、成仏への道が開かれていくというものです。
いつでも妙通寺を訪問してください。心ゆくまで、あなたのお話を伺いながら、あなたにとって今、何が大切かを、ともに探し求めていきましょう。
Q11)正信会では「我らこそ富士の本流」といいますが、本当にそうなのでしょうか?
A11)正信会僧侶は、何をもって「富士の本流」と言っているのでしょうか。まさか、日蓮大聖人以来、唯授一人の血脈相承を受けられた御法主上人よりも、自分たちの考えの方が「本流である」などというわけでは、ありますまい。もしそうだというなら、日蓮大聖人の御心に背き、血脈付法の日興上人を差し置いて各地に拠点をつくり、「自身こそ門流の祖」「自分こそが日蓮大聖人の正統な後継者である」かのように振る舞った五老僧の大謗法と何ら変わりなく、増上慢このうえないものと言えます。
そもそも日寛上人が
「此の本尊は広布の根源なり」(御書文段 290頁)
と仰せられているように、本門戒壇の大御本尊が広宣流布の根源であり、この大御本尊への絶対の信こそが、仏法の本源に連なる「富士(大石寺に伝わる信仰)の本流」といえるのです。
ですから「富士の本流」に沿う正しい信心を具体的に言えば、大御本尊を信仰の根本と仰いで、日蓮大聖人の仏法を一身に所持せられる御法主上人、現今にあっては御当代日如上人猊下のもとに一結し、広宣流布に向かって自行化他に励む信心をいいます。
正信会の僧侶らが、さかんに「我らこそ富士の本流」と主張するのは、正信会にはなんら信仰的正当性などなく、みずから「本流だ」と声高に主張し続けなければ、正信会の存立自体が危うくなると知っているからに他ならないのです。
※以上は、「正信会問題の沿革 ~迷走した正信覚醒運動~」(日蓮正宗宗務院版)に掲載された文章の一部を、筆者が読みやすいように手を加えたものです。
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