国立戒壇~天母山伝説について

 

 冨士大石寺顕正会では、
 「広宣流布の暁に、戒壇を建立すべき場所は、大石寺から東方四キロにある天母山である。それは宗開両祖(日蓮大聖人と日興上人)以来の伝統教義である」
と主張しています。そしてその証拠として、「大石寺大坊棟札の裏書き」を挙げています。

 

 大石寺大坊棟札(むなふだ)とは、第二祖日興上人が書かれたものといわれるもので、その裏書きには「天母原(あんもがはら)に三堂並びに六万坊を造営すべきものなり」と書かれていることから、

「日興上人は、現在の大石寺の場所ではなく、もっと東方にある天母山に真の本門戒壇の堂宇を建立せよと遺命されている」

と顕正会では説明しているのです。
 ところが、ちょっと待ってください。実は、この「大坊棟札」と言われるものは、誰が見ても日興上人お御文字ではありません。後の時代に、何者かによって偽造された贋作(がんさく)であることが、現在では明らかとなっています。それを、浅井会長はご存じないのです
 後世の贋作であることの証拠に、棟札というからには、大石寺大坊の建物の上棟式の際に、大石寺の建物の屋根裏に入れるものなのです。ところが、この「大坊棟札」の裏書きの日付は、大石寺大坊が完成してから半年後のものとなっています。
 第二に、大石寺大坊棟札の文字の書体も、尊円法親王の書風が江戸時代になって変形した「御家流(おいえりゅう)」と呼ばれるものです。つまり、鎌倉時代に完成しているはずの大石寺の棟札が、江戸時代の文字で書かれているということ。江戸時代以後の贋作である何よりの証拠です。
 第三に、日興上人の手によるものとされている棟札の御署名が日興上人のものとは違っており、その後に必ず加えられるべき日興上人の花押(御判)も書かれてはいません。
 以上の三点から、日興上人が書かれたものとされている「大坊棟札」は後の時代の贋作であるということは明白なのです。
 ですから、こうした贋作を、「天母山戒壇が、大聖人・日興上人以来の大石寺の教義である」とする顕正会の主張が、間違いであることがわかります

江戸時代以降の贋作とされる「大坊棟札」

 

 

 天母山伝説は、どこからうまれたのか?

 

 では、天母山戒壇説は、どこからはじまったのでしょうか。

 それは、日蓮大聖人滅後200年ころ、京都・要法寺の僧侶であった左京日教が大石寺・重須方面に来て本宗に帰依し、その左京日教が数年後に著作した書物の中に
 「天母原に六万坊を立て、法華本門の戒壇を立つべきなり」
と、「天母原」という言葉を使っているのがはじまりです。
 しかしこの書物は、日教師が大石寺で学んだ教えだけでなく、日教師自身の主観も加えて述べられているため、日蓮大聖人・日興上人以来の正しい大石寺の教えとは、少しずれている箇所もあるのです。そのため、日蓮正宗総本山第59世日亨上人は
 「この日教の意を見るべし。天台の円融の法義におぼれて(中略)まじめな後人を誤らすこと大なり。ことに空談にもせよ、天母原の寸地に、いかに重畳しても、摩天楼にしても、六万の坊舎が建設せらるべきや」(富士日興上人詳伝 268ページ)
と、六万もの坊舎(仏教建造物)が建つほどの、広大な場所は、天母山には、どこにも存在しないとして、明確に、「天母原伝説」は日教師の主観による偏った説であることを指摘されています。

 

 ところで、この日教師の説から約80年後、京都要法寺の日辰が書籍を著わし、その中に重須方面での伝聞をもとに
 「富士山の西南に山あり。名をば天生山(あんもやま)と号す。此の上において本門事の本堂・御影堂を建立し、岩本坂において仁王門を建て、六万坊を建立したもうべき時、彼の山において戒壇院を建立…」
と、あじめて「天生山(あんもやま)に戒壇建立」という説を書きました。
 その源は、先ほどの左京日教師の、偏った書籍に依ることは言うまでもありません。
 したがって天母山戒壇説は、もともと日蓮大聖人・日興上人の教えにあったものではなく、京都要法寺(現在は、日蓮本宗という邪宗)系統の人たちによって始められた誤謬伝説(勘違いか、我見による間違い)なのです。

 

 冨士大石寺顕正会では、日蓮正宗に正しく伝えられてきた教えを利用しながら、

 「現在の大石寺の謗法をただす」

とか

 「日蓮大聖人の御遺命を守り抜いているのは顕正会だけ」

などといって、本門戒壇の大御本尊を厳護する唯一の正当教団である日蓮正宗を誹謗し、みずからの教団の勢力拡大に奔走してます。その謗法罪はまことにふかく、後生は堕地獄の極みといえましょう。

 顕正会に所属している方々は、一刻も早くその誤りに気づいて顕正会を脱会し、それぞれの地元の日蓮正宗寺院に参詣して日蓮正宗に入信されることを祈ってやみません。

 

 

 ※当文章は、「暁鐘406号別冊号」より抜粋したものに、筆者が一部訂正、加筆したものです。

 

 

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