創価学会を脱会
                           
               東京都小平市在住 曽根まり子さん

 

 私は昭和45年に日蓮正宗に入信、同時に創価学会に入会し、平成27年10月に脱会、再び日蓮正宗に帰依(きえ)させていただきました。日蓮正宗の信徒として一から信心をやり直すつもりでおります。

 

◇日蓮正宗から破門された後の創価学会組織
 さて、平成3年に日蓮正宗より創価学会が破門(はもん)された時、学会内には、かなりの動揺がありました。もちろん私も驚きました。説明も幹部によって違い、私は「再び大石寺に登山できる日をめざしてがんばろう」との言葉を信じてきました。今になって振り返りますと、学会は用意周到に準備し、組織防衛に成功したように思います。
 例えば平成3年以降、各組織で管理している名簿に、入信年月日にはじまり、状況が事細かに記載されるようになりました。「バリバリの活動家をA」、「自分だけは会合に参加する人をB」、「新聞購読や財務をするが活動には参加しない人をC」、「会うことすら難しい全く活動しない人をD」と全会員をグループ分けし、C,Dの部員に担当者を付けて「選挙の投票に行ったか」「財務納金は済んだか」などと管理します。
 携帯電話を使って市や区の学会トップから送られた一斉メールは、拡散、拡散で三十分足らずで末端会員まで届きます。その内容は、会合の追加連絡や
 「昨日、組織の中に法華講員の訪問があったので、自宅に来たら絶対に応対しないこと。居座るときはすぐに警察に通報するように」
などといった指示で、会員はそれに従います。
 バリバリの活動家は、聖教新聞一面の「我が同志へ贈る」「名字の言」「寸鉄」を、池田大作からのメッセージだと信じてまず読み、自分にエンジンをかけます。次いで二面の連載「新・人間革命」を熟読してさらに燃え上がり、活動に出発します。
 活動内容は本部幹部会の中継・座談会・御書学習会への出席の他、新聞啓蒙、選挙活動、折伏(という名の勧誘)、財務納金、副役職の会合などの細かい会合まであり、上から指示される日程と結集目標に従い次々こなしていきます。また、組織ごとの新聞の部数、各会合への参加目標が決められていて半月前、前日、当日と、最低3回は状況を報告します。
 破門されて以来、二十数年かけ徹底して繰り返され、バリ活(バリバリの活動家)は目標を達成することだけに多忙を極めます。

 

◇父の死相に愕然 過ちを悟る
 私は、学会の「会則」がコロコロ変更されるたびに幹部や学会本部に指導を受けてきましたが、納得できる説明は一つもありませんでした。本尊が変わり、勤行が変わり、恐れ多くも前御法主日顕上人猊下に対する謗言(ぼうげん)を平気で仏壇に掲げ、御書は用いず池田の指導中心にどんどん変わる中、バリ活の私は悩乱(のうらん)し、もう完全に思考停止しました。でも、お世話になった先輩や同志、私を信じて入信した方々と再び本門戒壇の大御本尊様にお目通りできる日をめざし、すべての数字をクリアしながら、死に物狂いで活動しました。
 しかし平成22年に、儀典長(学会・友人葬の導師を務める学会員)をしていた父の末期ガンが判り、その残酷な亡くなり方を目の当たりにしたとき、「大謗法団体は、宗門ではなく、創価学会なのだ」と確信しました。
 張り詰めていた糸がぷつりと切れたように私の心も体も壊れ、重度の精神病になりました。学会ではこの頃すでに、精神病を患っている人がかなりいて、あまり驚かれませんでした。私は『ニセ本尊』を巻き、御書を何度も読み返しました。
 他にも会員に多かったのが、子供の不登校、ガンの多発、突然死、一家離散、自殺、経済苦などです。『ニセ本尊』なのですから改善される訳もなく、苦しむ部員さんに幹部が
 「池田先生が御元気なうちに宿命が出てよかった。あなたの功徳ね」
などと平気で言う始末です。私の知り合いにも、害毒で様々に苦しみながら亡くなった方がたくさんいます。私自身、選挙の後に腸が全部癒着して大手術を受けたり、大きな交通事故に何度も遭ったり、家庭内で経済苦や問題が起きたりと、謗法(ほうぼう)の現証(げんしょう)に苦しみが絶えませんでした。
 精神病を理由に、ようやく学会と距離を保つことができました。学会のことを考えてはパニック発作を起こし気絶しながらも、これからどうしていこうと毎日考え、まずは社会復帰をめざしました。現在は職場の一部門の責任者として働いています。
 病状も安定し、仕事にも慣れてきた平成26年秋、創価学会は会則を変更し、ついに本門戒壇の大御本尊様を否定し、本尊まで学会で認定すると発表したのです。

 

◇大聖人様の教えに、私は帰る!
 私が51歳になるまで信じて、祈って祈って頑張ってきた年月は、いったい何だったのか。折伏した五十数名の人はどうなるのか。私自身が精神病の上、経済苦。仲の良かった身内もバラバラになってしまいました。私は何という大謗法を犯してしまったのだろうと混乱し、この時初めて「死んでしまいたい」と本気で思いました。「間違った本尊に祈るのが、いかに恐ろしいことか」とさんざん言ってきたのに、自分がその恐ろしい姿になってしまったのです。
 一年近くかかってようやく心を整理し、やはり三大秘法在(ましま)す日蓮正宗に帰依させていただこうという気持ちが決まり、まず主人の許しを得て、母とともに広説寺で勧誡を受け、正真の御本尊様を御下付いただきました。
 その席でご住職・阿部正教御尊師より「必ず罪障が出ると思いますが、一緒に精進してまいりましょう」と温かいお言葉をいただいたとき、
 「そうだ、感傷に浸っている暇はない。今日から本当の広宣流布を始めなくては」
と、心の底から勇気が涌いてきました。
 私の職場は年中無休で、帰宅も午後11時になります。しかし時間を見つけては、身内、そして折伏して『ニセ本尊』を持たせてしまった方々に、あらゆる方法で連絡を取り、私が脱会したことと『ニセ本尊』を持たせてしまったことをお詫びしました。
 創価学会にいた頃から、多忙のためじっくり会えない部員さん、外部の友人、身内の計約300人と、電話、手紙、SNS、写真メールなどで少なくとも月に一回は互いの近況報告を習慣にしていました。私自身は何でも正直に伝えてきたので、バリ活から精神病、そして脱会という流れも、あまり説明は要りませんでした。
 脱会してからの地元の学会員は一斉に着信拒否となり、道で会っても目も合わせてくれなくなりました。脱会した人が、どのような仕打ちを受けるか内側からさんざん見てきましたので、想像はできました。今は正真の御本尊様がついていてくださっているので、何も怖くありません。

 

◇臆病、思考停止 今の学会員の現実
 でも今、学会にいる人たちは、それが怖くて仕方ないのです。三大秘法、三宝破壊の話をしても「それはどうでもいい」と言います。口では「池田先生を裏切れない」と言いますが、実は家族の手前、組織の手前、世間の手前、今さら生き方を変えるなど、恐ろしくてできない人が多いです。
 本気で信じている人は「これが池田先生の顕わされた御本尊です」と言われたら、喜んで拝むことでしょう。そこまで思考停止になっています。活動家は、今、打ち出されている活動をやることが池田大作に呼吸を合わせることになると信じ、「(池田大作を)心のど真ん中に置いて、すべての仏敵を倒していくことが弟子の闘い」だと幹部に言われ、納得しています。大聖人様より、永遠の指導者・池田大作が一番で、大聖人様の仏法を唯一、正しく弘めたのは池田大作だと本気で信じています。
 私は日蓮正宗に帰依し、登山させていただいた日より、長年の頭痛がピタリと消えました。また、縁の人を一人、二人と折伏していく中、冷え切った家庭に笑い声が出るようになり、職場の環境もどんどんよくなっています。精神病になってから、電車やバスに乗れませんでしたが、薬を飲まなくても乗れるようになり、長時間の車の運転もできるようになりました。脱会後はいつも「退会届」を持ち歩き、『ニセ本尊』を返納するよう話し、折伏しています。
 広説寺では、ご住職様、奥様をはじめ講中の皆様が温かく受け入れてくださり、何でも相談でき、心が折れそうなときも励ましていただいています。
 今まで訳300人と連絡を取った中から大勢の方が脱会して、うち18名が勧誡を受け、御本尊様を御下付賜りました。これからも、どんなに創価学会に行く手を阻まれても、唱題によって道なき道を開き、すべてを御本尊様にお任せし、残りの人生をすべて折伏にかけ突き進みます。

 

◇急いで学会員を救ってください
 最後にお願いがあります。
 私は昨年、日蓮正宗に帰依させていただくまで、法華講の皆様が日夜、学会員のために御題目を唱えてくださっていることを知りませんでした。一度は死まで考えた私が一人で脱会を決断できたのは、法華講の皆様の御題目のお陰です。
 ご家族、身内、知人に学会員がいらっしゃる方は、早急に連絡し、会いに行ってあげてください。会ってくれないなら、何度でも通ってください。会則が変更されたことも知らない人、公明党支援が広宣流布だと信じている人が、まだまだいます。三宝を破壊し、御法主上人猊下を誹謗した団体に、いること自体がどれだけの悪業を積んでいるのか、慈念を持って叫んであげてください。私自身も、さらに精進して参ります。

              <大白法 平成28年8月1日号より転載>

 

毎月の行事

 

  ● 先祖供養 お経日  

      14:00/19:00

※日程変更あり・要確認

 

第 1    日曜日 

  ● 広布唱題会      

      9:00

 

第 2    日曜日 

    ● 御報恩 お講  

            14:00

 

お講前日の土曜日  

     ●お逮夜 お講   

            19:00

http://www.myotsuuji.info